【車のエアロパーツとは?】種類や選び方の基本を解説!おすすめ商品も紹介

愛車をよりスタイリッシュに、そしてスポーティに仕上げたい。でも、どんなエアロパーツを選べばいいのか迷ってしまう…。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

高速走行時の安定性を高めたい、燃費を改善したい、見た目をレーシングカーのようにかっこよくしたい。エアロパーツによるドレスアップには、様々な目的や期待が込められています。しかし、パーツの選択を誤ると、車検が通らなかったり、想定以上の費用がかかったり、取り付け後のメンテナンスに苦労したりすることも。

そこで本記事では、エアロパーツの基本的な役割から、フロントスポイラーやリアウイングなどの種類別効果、選び方のポイント、取り付け時の注意点まで、詳しく解説していきます。

これから本格的なエアロカスタマイズを検討している方に向けて、空力性能と見た目の両方を満足させる理想的な選択ができるよう、必要な情報をお届けします。ぜひ最後まで読んで、あなたの愛車を更に魅力的な一台に仕上げるヒントを見つけてください。

車のエアロパーツとは

車のエアロパーツとは、車の空気抵抗を軽減しながら見た目の魅力を高める外装パーツのことです。空力性能の向上を目的に設計された自動車部品で、高速走行時の安定性向上や燃費の改善に貢献します。

エアロパーツの基本的な役割は、車体周りの気流をコントロールすることにあります。走行時に発生する空気の乱れを整理し、ダウンフォースを生み出すことで、車体の安定性を高めることができます。特に高速走行時には、その効果が顕著に表れます。

また、エアロパーツは純正パーツとは異なる迫力のあるデザインが特徴で、スポーツカーやレーシングカーのような見た目を実現できます。社外品として様々なメーカーから販売されており、車種に対応した製品を選択することで、機能面と見た目の両方で理想的なドレスアップが可能です。

車のエアロパーツの種類

エアロパーツには、取り付ける部位によって様々な種類があり、それぞれが異なる役割と効果を持っています。車体の前後左右に取り付けるパーツを組み合わせることで、より高い空力性能と魅力的なスタイリングを実現できます。

特に高速走行時には、各パーツが連携して空気の流れをコントロールすることで、安定性が向上します。また、エンジンの冷却効果を高めたり、タイヤの接地性を向上させたりする効果も期待できます。

ここでは、代表的なエアロパーツの特徴と効果について、車体の前方から順に詳しく解説していきます。

フロントスポイラー

フロントスポイラーは、フロントバンパーの下部に取り付けるエアロパーツです。主な役割は、走行時に車体下部へ流れ込む空気を制御することです。地面との距離を縮めることで、車体下部への空気の流入を抑え、上部への気流を促します。

これにより、フロントタイヤ付近の空気の乱れを抑制し、高速走行時の安定性を向上させる効果があります。また、エンジンルームへの空気の取り入れ口としても機能し、冷却効果を高めることができます。

デザイン面では、車体の印象を精悍で低重心なスタイルに変化させる効果もあります。

サイドスポイラー

サイドスポイラー(サイドスカート)は、車体の両サイドに装着するエアロパーツです。フロントスポイラーからリアまでの空気の流れを整える役割を担います。

高速走行時に車体側面を流れる空気の乱れを抑制し、車体下部への巻き込みを防ぎます。これにより横風への耐性が向上し、走行安定性が増します。見た目の面では、車高を低く見せる効果があり、よりスポーティな印象を演出できます。

リアアンダースポイラー

リアアンダースポイラーは、リアバンパー下部に装着するエアロパーツです。車体後方の空気の流れを整え、後流の乱れを抑制する効果があります。

リアタイヤ付近の空気の巻き込みを防ぎ、車体後方での空気の剥離を滑らかにすることで、高速走行時の安定性を向上させます。また、リアビューにスポーティさを演出し、車体全体のバランスを整える役割もあります。

ディフューザー

ディフューザーは、リア下部に装着する空力パーツです。車体下部を通過した空気の出口を最適化し、後方への排出を促進する役割があります。形状は後方に向かって上向きに広がる設計となっています。

ベンチュリ効果により車体下部の空気の流れを加速させ、負圧を発生させることでダウンフォースを生み出します。レーシングカーでも重要視される空力パーツの一つで、高速コーナリング時の安定性向上に貢献します。

リアウイング

リアウイングは、トランク上部に取り付ける大型のエアロパーツです。主に高速走行時にダウンフォースを発生させ、リアタイヤの接地性を高める効果も。翼断面形状により、上面と下面で空気の流速差を生み出し、下向きの力を発生させます。

取り付け角度を調整することで、ダウンフォースの強さをコントロールできます。視認性の高いパーツのため、スポーティな外観を演出する効果も大きく、多くのユーザーに支持されているパーツです。

リアスポイラー

リアスポイラーは、トランクリッドに装着する比較的小型のエアロパーツです。リアウイングほど大きくない形状ながら、後方への空気の流れを整える効果があります。

車体後部での空気の剥離を抑制し、空気抵抗を低減させる役割があるのが特徴です。純正オプションとしても多く採用されているパーツで、控えめながら効果的な空力性能の向上が期待できます。デザイン面でも自然な形状のため、様々な車種に調和します。

カナード

カナードは、フロントバンパーのサイド部分に取り付ける小型の翼状のエアロパーツです。フロントタイヤ前方の空気の流れを制御し、局所的なダウンフォースを発生させます。

主にフロント部分の接地性向上に貢献し、コーナリング時の安定性を高める効果があります。レーシングカーから派生したパーツで、スポーティで攻撃的な印象を演出できるでしょう。スポイラーやウイングと組み合わせることで、より効果的な空力性能が得られます。

車のエアロパーツを装着するメリットとデメリット

エアロパーツの装着は、車の性能向上と外観の変化をもたらします。ただし、その効果を最大限に活かすためには、メリットとデメリットを十分に理解し、自分のニーズに合った選択をすることが重要です。

ここでは、エアロパーツ装着によって得られる利点と、考慮すべき課題について詳しく解説していきます。

エアロパーツを装着するメリット

エアロパーツを装着するメリットは以下です。

  • 高速走行時の安定性が向上
  • 燃費が改善される可能性がある
  • 見た目が変化する
  • 冷却効果が向上

高速走行時の安定性向上は、エアロパーツの最も重要な効果の一つです。適切に設計された製品を装着することで、空気抵抗を低減し、ダウンフォースを得られます。

これにより、特に高速道路での走行時に車体が安定し、より快適なドライビングが可能になります。また、空気の流れを整えることで燃費の改善も期待できます。

見た目の面では、純正車両とは一線を画すスポーティな印象を演出でき、オーナーの個性を表現することができるでしょう。

エアロパーツを装着するデメリット

一方デメリットもあります。具体的には以下です。

  • 初期費用が高額
  • 維持費が増加する可能性がある
  • 車高が下がり段差での注意が必要
  • 洗車やメンテナンスが手間
  • 車検時に問題となる可能性がある

エアロパーツの装着には、パーツ代に加えて取り付け工賃、塗装費用など、予想以上の初期投資が必要となります。また、低い車高による段差での接触や、パーツの経年劣化に伴う修理・交換など、維持費の増加も考慮が必要です。

特にFRP製のパーツは傷つきやすく、日常的なケアが欠かせません。さらに、保安基準に適合しない製品を装着した場合、車検時に取り外しや交換を求められる可能性もあります。

エアロパーツを取り付ける際の費用相場

エアロパーツの装着には、パーツ代に加えて取り付け工賃や塗装費用など、様々な経費が必要となります。パーツの価格帯は製品によって大きく異なり、数千円の入門モデルから100万円を超えるハイエンド製品まで幅広く展開されています。

以下の表は、一般的なエアロパーツの費用相場です。

パーツ名 パーツ代 取付費用 塗装費用
フロントスポイラー 1万円〜20万円 6,000円〜 15,000円〜
サイドスポイラー 4万円〜9万円 10,000円〜 30,000円〜
リアアンダー 4万円前後 8,000円〜 15,000円〜
ディフューザー 1万円前後 6,000円〜 15,000円〜
リアウイング 3万円前後 8,000円〜 15,000円〜
カナード 1万円前後 6,000円〜 10,000円〜

※表示価格は税別の参考価格です。車種や製品、取付店によって変動する可能性があります。

※サイドスポイラーなど左右セットの場合は、取付・塗装費用が2倍必要です。

計画的なカスタマイズのために、総費用を事前に把握し、複数店舗での見積もり比較をお勧めします。DIY取付の場合はパーツ代のみで済みますが、塗装は専門店に依頼することをお勧めします。

エアロパーツの選び方

エアロパーツの選択は、見た目の好みだけでなく、取り付けの手間や実用性など、様々な観点から検討する必要があります。特に初めてカスタマイズを行う方は、以下のポイントを押さえることで、後悔のない選択ができます。

また、純正パーツと社外品では取り付けの難易度や品質保証の面で大きな違いがあるため、予算と相談しながら慎重に選びましょう。ここでは、エアロパーツを選ぶ際の重要なポイントについて詳しく解説していきます。

塗装済みかどうかで選ぶ

エアロパーツを購入する際、まず検討したいのが塗装の有無です。塗装済みのパーツは、取り付けまでの時間を短縮できる一方で、価格は未塗装品と比べて数万円ほど高くなります。

塗装済みパーツのメリットは、色合いが保証されていることです。メーカーで専用の塗料と技術を用いて仕上げられているため、純正ボディとの色味の違いを最小限に抑えることができます。また、すぐに取り付けが可能なため、工程を簡略化できます。

一方、未塗装品を選ぶ場合は、塗装の色や仕上がりを自由にカスタマイズできる利点があります。ただし、塗装技術や設備が必要となるため、ほとんどの場合は専門店への依頼が必要です。塗装費用と時間を考慮した上で、どちらを選ぶか判断しましょう。

ボディの加工が必要かどうかを考える

エアロパーツの中には、取り付けの際にボディへの加工が必要なものがあります。純正バンパーの一部を切除したり、新たに穴を開けたりする作業が発生する場合、その加工は不可逆的なものとなります。

加工が必要なパーツは、通常より高い取り付け精度と技術が要求されます。また、将来的に純正状態に戻すことが難しくなるため、車両の資産価値にも影響を与える可能性があるでしょう。加工不要のパーツであれば、取り付けも比較的簡単で、必要に応じて元の状態に戻すことも可能です。

特に愛車を長く使用する予定の方や、将来的な売却を考えている方は、加工の要否を重要な選択基準としましょう。また、保証期間中の車両の場合、加工を伴うカスタマイズは保証対象外となる可能性もあるため、注意が必要です。

走行や機能を妨げることがないかで選ぶ

エアロパーツの装着によって、車の基本的な機能や走行に支障が出ないよう注意が必要です。特に車高の低いスポイラーやディフューザーは、段差や傾斜での接触リスクが高まります。

また、エアロパーツがエンジンの冷却効率に影響を与えたり、センサー類の動作を妨げたりする可能性もあります。特に最近の車両は、安全装備のためのセンサーが各所に配置されているため、それらの機能を阻害しないパーツ選びが重要です。

さらに、車検対応の可否も重要な判断基準となります。保安基準に適合したパーツを選ぶことで、車検時のトラブルを避けることができます。実用性を重視する場合は、過度に攻撃的なデザインは避け、機能と見た目のバランスが取れた製品を選択しましょう。

車のエアロパーツおすすめ商品5選

ハセプロ製のエアロパーツをご紹介します。空力性能と美しいデザインを両立した、高品質な製品ラインナップです。以下参考にエアロパーツ選びを楽しんでみてください。

三菱 新型アウトランダーPHEV GN0W MC前 フロントアンダースポイラー【送料無料】MM-FUS05

https://www.hasepro.co.jp/view/item/000000017309

フロント周りを引き締める多層構造のリップスポイラーが特徴的な逸品です。整流効果を高めるフィン形状とカナードデザインにより、空力性能の向上と力強い外観を両立しています。FRP製の黒ゲルコート仕上げで、アウトランダーPHEVのシャープなサイドラインとの一体感も抜群です。純正機能を損なうことなく、SUVらしい迫力あるフロントマスクを演出できます。対応車種は2021年12月から2024年9月までのMC前モデルとなります。

三菱 新型アウトランダーPHEV GN0W MC前 フロントグリル【送料無料】MM-FG04

https://www.hasepro.co.jp/view/item/000000017308

フロントマスクに彫り刻まれたシャープなラインと、奥行きのある開口部デザインが特徴的なフロントグリルです。アイポイントを下げることで低重心なフォルムを実現し、スポーティな印象を演出します。FRP製の黒ゲルコート仕上げで、別売りのバックシートと組み合わせることで、ボディカラーを隠しながらホコリなどの汚れも防止できます。2021年12月から2024年9月までのMC前モデルに対応しています。

三菱 新型アウトランダーPHEV GN0W リアスポイラー(リアウイング)【送料無料】MM-RW10

https://www.hasepro.co.jp/view/item/000000017310

歴代アウトランダーのHASEPRO MIRABEAUデザインを継承した、存在感のあるリアスポイラーです。純正リアスポイラーの緩やかなラインを活かしながら、より伸びやかで印象的なフォルムを実現しています。FRP製の黒ゲルコート仕上げで、ルーフエンドに際立つデザインが特徴です。2021年12月以降のアウトランダーPHEV GN0Wに対応した、高品質な逸品となっています。

三菱 新型アウトランダーPHEV GN0W MC前 リアゲートスポイラー【送料無料】MM-RGS1

https://www.hasepro.co.jp/view/item/000000017311

リアゲートのラインを劇的に変化させる、革新的なデザインのスポイラーです。テールレンズ上部のラインに合わせて効かせたエッジが特徴で、空力性能の向上とスタイリッシュな外観を両立しています。FRP製の黒ゲルコート仕上げで、高品質な仕上がりを実現。2021年12月以降のアウトランダーPHEVに対応し、リアビューの印象を一新する効果があります。

三菱 新型アウトランダーPHEV GN0W MC前 リアアンダースポイラー【送料無料】MM-RU02

https://www.hasepro.co.jp/view/item/000000017853

重厚感のあるデザインと車両との高い一体感が特徴的なリアアンダースポイラーです。純正の牽引フックや電動テールゲート機能を損なうことなく、リア周りの空力性能と外観の向上を実現しています。FRP製の黒ゲルコート仕上げで、2021年12月から2024年9月までのMC前モデルに対応。ただし、マッドフラップやリアコーナーガーニッシュとの同時装着はできない点にご注意ください。

車のエアロパーツを自分で取り付ける時の注意点

エアロパーツのDIY取り付けは、費用を抑えられる利点がある一方で、適切な知識と技術が必要です。誤った作業は車両を傷つけたり、空力性能を損なったりする可能性があります。

ここでは、自分で取り付けを行う際の重要な注意点について解説していきます。

加工部品以外にキズがつかないようにする

エアロパーツの取り付け作業では、工具や部品が周囲のボディに接触してしまうリスクがあります。そのため、作業エリア周辺の保護は特に重要です。マスキングテープやプロテクションフィルムを使用して、ボディやバンパー周辺を十分に保護しましょう。

また、作業台や床にも保護材を敷き、パーツ自体にもキズがつかないよう注意が必要です。工具を使用する際は、金属部分が直接ボディに触れないよう、布やテープで保護することをお勧めします。

一度ついてしまったキズは修復が困難なため、予防的な保護措置を徹底しましょう。

1パーツずつ加工する

複数のエアロパーツを同時に取り付けようとすると、作業が混乱し、精度が低下する可能性があります。そのため、一つのパーツの取り付けが完全に完了してから、次のパーツに移ることが重要です。

各パーツの位置決めや固定は慎重に行い、仮組みの段階で十分な確認を行いましょう。特にボディへの加工が必要な場合は、一度切除した部分は元に戻せないため、念入りな確認が必要です。

また、作業の途中で問題が発生した場合も、1パーツずつであれば対処が容易です。

できれば複数人で取り付ける

エアロパーツの取り付けは、パーツの保持や位置決めなど、一人では困難な作業が多く含まれます。特にサイドスカートやフロントスポイラーなど、大型のパーツは重量があり、一人での取り扱いは危険です。

できれば経験者を含む複数人で作業を行うことをお勧めします。一人がパーツを支えている間に、もう一人が位置を確認したり、固定作業を行ったりすることで、より正確な取り付けが可能になります。

また、作業中の不測の事態にも迅速に対応できます。

愛車の外装をドレスアップしたいなら、ハセプロのオンラインストアで商品をチェック!

エアロパーツによる本格的なドレスアップを検討されている方は、ハセプロのオンラインストアがおすすめです。ハセプロは、高品質な自動車用品を製造・販売する日本のメーカーとして、長年にわたり多くのユーザーから信頼を獲得してきました。

ハセプロのエアロパーツは、車種ごとに最適化された専用設計が特徴です。そのため、ボディとの一体感が高く、純正パーツのような美しい仕上がりを実現できます。取り付けについても、専用の取付キットが付属し、DIYでも確実な装着が可能です。

ぜひハセプロのオンラインストアで、あなたの愛車にふさわしいエアロパーツをお探しください。豊富な製品ラインナップの中から、理想的なカスタマイズプランが見つかるはずです。

まとめ

エアロパーツは、車の性能向上と個性的なスタイリングを実現する重要なカスタマイズアイテムです。選び方のポイントを押さえ、適切な製品を選択することで、走行安定性の向上と魅力的な外観を手に入れることができます。

パーツの選定から取り付けまで、慎重に計画を立てることで、理想的なドレスアップが可能です。ぜひ、あなたの愛車に最適なエアロパーツを見つけてください。